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(点の記)三角点を求めて(四塚連山その3)

2022.10.19

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 九電ドローンサービスでは、ドローンを活用した測量サービスも提供させていただいております。
 それにちなみ、本コラムでは「点の記」シリーズと題し、測量に関するコラムを不定期でお届けしています。
 前回の小欄につづき、三角点を求めて四塚連山シリーズの最終回です。
 常連登山者に縦走の厳しさを教えられた一行は、3時間半をかけ3つ目の山頂、孔大寺山に到着しました。昼食を採り、疲れた体に鞭打ち、最後の目的地、湯川山を目指します。
 孔大寺山から湯川山にかけては標高499mから一気に100mの垂水峠まで下り、そこから再び標高471mの湯川山山頂を目指すアップダウンの厳しい行程です。初心者の一行は四苦八苦しながら孔大寺山から2時間かけ、ようやく湯川山の山頂にたどり着き、ここで最後の三角点を発見しました。この三角点は2等三角点です。
 2等は全国に5000弱ほど、各都道府県で見ても数十点ほどしかありません。
 湯川山はこれまでの山と異なり、切り立ったような形状をしており、見晴らしもよく、眺めの良い景色を堪能しました。山頂付近には無線を中継する電波塔もたくさんあり、さながら電波銀座の様相を呈しておりました。
 小休止を挟んで、湯川山山頂から一気に下り、湯川山登山口を経て、鐘崎漁港に程近い県道502号線まで下りて参りました。その頃には、膝やふくらはぎは悲鳴を上げ、日頃の運動不足を深く反省しましたが、図らずも3つの三角点を目撃し、このように小欄にてご報告することができたことを幸せに感じております。
 

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