COLUMN

コラム

(点の記)三角点を求めて(四塚連山その2)

2022.08.05

 いつも九電ドローンサービスをご利用いただき、ありがとうございます。
 九電ドローンサービスでは、ドローンを活用した測量サービスも提供させていただいております。
 それにちなみ、本コラムでは「点の記」シリーズと題し、測量に関するコラムを不定期でお届けしています。
 前回の小欄につづき、三角点を求めて四塚連山シリーズの第2回です。
 教育大前を出発した一行は、1時間ほどで最初の目的地、城山に達し、一つ目の三角点を発見しました。次に目指すは金山です。金山は北岳と南岳に分かれており、そのうち北岳は標高317m。城山からまた1時間程度で到着しました。ですが、残念ながらここには三角点はありません。
 すれ違う登山客の方々から「縦走(四塚連山縦走)ですか?がんばってください!」と励ましの声をいただきます。少なくとも金山までは比較的なだらかで、登山道も整備されており、これは楽勝かもと思っておりましたが、金山の山頂ですれ違った、いかにも常連の登山者の方から「ここまでは小手調べのようなもんです。縦走の本番はここからです。」と助言をいただきました。初心者揃いの一行は不安を抱きながら、次の孔大寺山を目指しましたが、確かにそこからは別次元。孔大寺山自体が標高499mと高く、金山から200m未満まで下ったあとの急斜面はかなり厳しい道のりでした。それでも何とか励まし合いながら、教育大を出発して3時間半をかけて、孔大寺山の山頂に到着。ようやく二つ目の三角点に到達しました。こちらの三角点も城山と同様、三等三角点です。
 時間も昼前でしたので、ここらで一服。昼食を採り、疲れた体を休めました。おにぎりとお茶が胃袋に沁みわたります。
 さて、いよいよ佳境に入ってまいりました四塚連山シリーズですが、次の三角点については次回に譲らせていただきます。
 

コラム一覧へ戻る