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(点の記)水準点とは

2021.10.29

 いつも九電ドローンサービスをご利用いただき、ありがとうございます。
 九電ドローンサービスでは、ドローンを活用した測量サービスも提供させていただいております。
 それにちなみ、本コラムでは「点の記」シリーズと題し、測量に関するコラムを不定期でお届けしています。
 今回は、水準点についてです。「点の記」シリーズ第一回の電子基準点でも少し触れましたが、地図作成や各種測量の基準となる「基準点」は、地球上の位置や海面からの高さが正確に測定された電子基準点、三角点、水準点等から構成されます。このうちの「水準点」は、高さの測量を行う際の基準となる点で、全国の主な国道又は県道等に沿って約2km毎に約17,000点設置されています。この水準点を利用して測量することにより、土地の高さを精密に求めることができます。
 この水準点も全国にわずか84か所しか設置されていない「基準水準点」、13,000を超える「一等水準点」、3,000あまりの「二等水準点」という種別に分けられます。
 水準点の位置を示す標石も、石を埋め込んだものと、マンホールのような金属標で表されるものとあります。今回ご紹介する水準点は、福岡県に唯一設置されている基準水準点、その名も「基53」です。福岡市内の福岡空港と博多駅の中間辺りに位置し、日吉神社や博多体育館が隣接する山王公園の中にありました。基準水準点は、富山県、山口県、長崎県のように設置されていない県もありますが、各都道府県、1-2つは設定されています。(北海道だけは別格で12設置されています)是非、お近くの基準水準点を見つけに、散策されてみてはいかがでしょうか。
 

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